ドラゴンスレイヤー Dragon Slayer |
【分類-両手剣:ATK-150:重量-130】 【竜族モンスターのDEF無視】 ドラゴン・スレイヤーは、そのまま「竜殺し」という意味。 すなわち、竜を殺した剣であればすべてドラゴンスレイヤー。 ギリシア・北欧・日本など、竜を退治した剣や英雄の逸話はたくさんあるけれど それらは、「英雄」としての力に優れ、 「剣」の力としてのドラゴンスレイヤーとは言い難いのかもしれない。 アスカロン (Ascalon) アスカロンは、聖ジョージの伝説に登場する剣。 聖ジョージは、キリスト教における7人の聖人のひとり。 彼はまず、クレオドリンダという少女を助けるため、竜と戦うことになる。 それに勝利した彼は聖人の称号を与えられ、 以後倒れ、倒されても、何度でも立ち上がり戦い続けるのである。 |
バルムン Balmung |
【分類-両手剣:ATK-250:重量-100】 【INT+20:LUK+20:GM専用】 グラム (Gram) グラムは、北欧神話の英雄シグルドの持つ剣です。 本来は、彼の父シグムントがオーディンより授けられたものですが 争いの最中、そのオーディンのグングニールにより砕かれてしまう。 それをシグルドが、刀鍛冶レギンに渡し蘇るのです。 シグルドはグラムにより、邪竜ファフニールを倒し、竜殺しの英雄となりますが オーディンに仕えるワルキューレであるブリュンヒルド、 彼女を妻としたいグンナル。 その愛憎劇に巻き込まれて命を落とします。 そして、グラムもまた英雄の死とともに埋葬され、その役目を終えるのです。 バルムンク (Balmung) バルムンクと、上記してあるグラムとは基本的に同じものです。 上記が、ヴォルスンガ・サーガというアイスランドの英雄伝説なのに対し、 こちらはニーベルンゲンの歌という、中世の叙事詩が出典になっています。 そして物語の主人公シグルドは、ジークフリートという名前で登場します。 一応、邪竜ファフニールを倒したときに返り血を浴び、 浴びた部分は不死身になりましたが、 唯一浴びられなかった背中の一箇所の弱点を刺され、命を落とします。 ただしこちらは、愛憎劇の、劇的部分が強調され、 竜殺しの剣や、名剣、武器としての側面はあまり描写されていないようです。 |
正宗 | 【分類-両手剣:ATK-200:重量-100】 【回避率+30:攻撃速度+2:STR-5:使用者のDEF1/2】 まさむね 村正と名前は似てますが、正宗は決して妖刀とかではなく一種の芸術品です 正宗という銘をうった刀工は、8人いたらしく なかでも有名なのが、鎌倉時代の刀工「相州正宗」という人だそうです。 華麗な地肌、刃紋に金筋、砂流しが入った(?) 「相州伝」という作風を完成させた人、だそうです。(?) よくわかりませんが、とにかくキレイなのでしょう。 また、この人は幕府のお抱え刀工で、銘入りの刀が少ないのだそうです。 (お偉方に献上する刀は、銘を打たないのだそうです) さらに、亡くなってから名声が高まったタイプらしく、 現存する銘入りは数本の短刀のみらしいです。 もったいないですね。 |
村正 | 【分類-両手剣:ATK-155:重量-100】 【クリティカル+30:攻撃速度+8%:一定確率で使用者に呪い】 むらまさ 村正は、室町時代から江戸時代の初期にかけて 伊勢の桑名(三重県のあたり)に住んでいた 刀鍛治の名前であり、彼らが手がけた一連の作品の銘です。 BSが武器製造で短剣、片手剣、斧、槍など製造できるように 村正もまた、刀だけでなく短刀、槍などありました。 銘ですからね。 その村正が、なぜまた呪い効果を持つような妖刀なのか。 江戸を拓いた徳川家が、これと非常に相性が悪かった。 詳しくは省きますが、 徳川家康のじっちゃんが臣下に切り殺されたときの刀が 村正の銘の刀だったり 徳川家康の親父が辻斬りにあったときに使われた刀が 村正の銘だったり 徳川家康の嫡男が切腹に追い込まれたときに 介錯に使われた刀が村正だったり。 とにかくそんなこんなで、徳川家にはとても不幸をもたらしたそうなのです。 そこで、徳川の縁の大名たちは、こぞって村正をタブーにして使用禁止に。 気持ちはわかりますがね。 そうなると、落ち着かないのが付近の大名。 幕府が禁じてる村正を持つ=幕府への不信 そんなイメージすら持たれてしまうってことで。 現に、村正を隠し持っていたことが発覚したどっかのお偉いさんが切腹刑になったとか。 それでも、隠し持ったり、銘を偽ったりして所持し続けていたそうですが。 なぜそんなにまでしてタブーな村正を持ち続けたか やっぱり名刀と妖刀は紙一重、すばらしい切れ味の刀であったそうです。 幕末になると、その切れ味は人斬りたちに愛されるようになり それもまた、妖刀のイメージを高揚させえる要因になったのでしょう。 |
---
エクスキューショナー Executioner's sword |
エグゼキューショナーズ ソード 【死刑執行人の剣:英語?】 17〜18世紀 100〜120cm 西ヨーロッパ --- その名のとおり、死刑執行に使用される剣。 処刑(斬首)のために使用することを目的としているため、剣先は丸い。 斬首という処罰は身分の高い人が受けるものであったため、 その刀身には見事な装飾や彫刻が施されているものが多いようです。 主に使用されたのは17〜18世紀で、現存する剣の多くがドイツ製だそうです |
カッツバルゲル Katzbalger |
【喧嘩用:ドイツ語(俗)】【猫科の毛皮(katzenfell):ドイツ語】 15〜17世紀 60〜70cm 西ヨーロッパ --- イタリア戦争時、ドイツの傭兵ランツクネヒトが好んで使用した刀剣。 シンプルな柄と、真正面から見ると「S字」の形をした鍔が特徴的。 カッツバルゲルが最初に文献に見られるのは、1515年、 ウィーン警備隊の隊長であった、ウルリック・フォン・シュレンベルグだそうです。 誰。 ※ランツクネヒト… 自国(lands)で徴募された、皇帝に仕える(knecht)者たち という意味のドイツ人傭兵。 |
クレイモア Claymore |
クレイモアー 【巨大な剣(claidhemoha mor):ゲール語】 15〜18世紀 100〜190cm 西ヨーロッパ --- スコットランドの有名な大剣。 剣幅は広く、シンプルな作りで質素な十字の柄。 両手剣として名を馳せてますが、長身は1mから2mまでさまざま。前述の様式は共通。 刃先に向かって緩やかに傾斜する(広いV字型)護拳と、その先の複数輪の飾りが特徴。 ハイランダーが使用したことで有名だそうです。 ※ハイランダー… スコットランド北部の高地地方(ハイランド)の住民、 及び彼らで組織された軍隊 |
シュバイチェルサーベル Schweizer sabel |
16世紀 80〜90cm スイス --- 16世紀にスイスで登場した、ヨーロッパにおいて初めて用いられたサーベル らしい。 剣身の先端1/3が両刃、残りが片刃という、 突く、斬るに適した「バスタードソード」と同様の特徴を持つ。 |
ツヴァイハンダー Zweihander |
【両手:ドイツ語】 13〜17世紀 200〜280cm ドイツ --- ドイツ版ツーハンドソード。 敢えて「ツーハンドソード」と別に呼称されているのは、 その剣身に刃根元(リカッソ)が長く備えられているという部分です。 リカッソとは、剣身のうち、刃のついていない部分のことです。 このリカッソが十字に取られていて、ここに紐をくくりつけて運搬したり背負ったり。 |
ツーハンドソード Two hand sword |
【両手剣:英語?】 13〜16世紀 180〜250cm 西ヨーロッパ --- 両手で使用するため柄を長く作られた大きな剣。 両手で扱うため、騎士同士の1:1の対決や、雑兵が振り回していたそうです。 また、パイク(槍)を切り落とし、接近戦に持ち込む用途などに使われたようです |
バスタードソード Bastard sword |
【雑種剣:英語?】 15〜16世紀 115〜140cm 西ヨーロッパ --- 斬ることにも、突くことにも適した刀剣。 剣身の先のほうがが両刃で、残り柄まで片刃。 1422年、ベリーンツゥーナの戦いで最初に用いられたと文献に記されているようです。 バスタード、とは「雑種」の意味。 当時、斬ることに適した剣を「ゲルマン系」、突くことに適した剣を「ラテン系」としており、 斬ることも、突くこともできるこの剣は、「雑種の剣」バスタードソードであります。 |
ブロードソード Broadsword |
17〜19世紀 70〜80cm 西ヨーロッパ --- 両刃の打ち斬り用刀剣。 刺突を目的とした、細身の刀身がメインだった時代において、やや幅広の刃をもった剣。 主に歩兵が使用していたけれど、騎馬部隊でも愛用され 19世紀、ナポレオンの活躍した時代では多くの騎兵部隊に使用されたようです |