ゲイボルグ
Gae Bolg

【分類-両手槍:ATK-160:重量:200】
【竜族にDEF無視:Bossモンスターに10%追加ダメージ】



ガエボルグ

ケルト神話の英雄ク・フーリンの持つ槍。
魔女スカサハが、巨大な海の獣の骨から作り出したもの。
槍というよりも銛というほど大きく、重いため
通常の人間では扱えないしろもの。

切っ先は鋭く、深い傷を与えるものの、容易に引き抜けるそう。
また、投げることで穂先が30の小さな矢になって飛び散るそうです。



ク・フーリンは光の神ルーの息子で、半神半人の英雄。
幼名はセタンタ

クランという騎士が飼う、
戦士が10人ほどでもかなわないという獰猛な犬を倒してしまったことで
クランの猛犬という意味のク・フーリンの名を与えられた。

グングニール
Gungnir

【分類-片手槍:ATK-120:重量-50】
【風属性:命中率+30:一定確率で必中攻撃】



グングニル
【もともとは揺れ動くもの:古ノルト語】

北欧神話の主神オーディンが持つ魔法の槍。



雷神トールには、美しい金髪の妻ジフがいた。

トールが巨人族の会戦からぼろぼろになった武器を携えて帰ってくると
(アース神族たちが創る武器はどうにも脆くて弱かったそうです)
その美しい金髪を持つ妻が泣いてるではないですか。

ある日、いたずらっ子のロキが彼女の寝ている隙に
その美しい金髪をばっさりと切ってしまったのです。

トールとロキは友達同士のようなもので、ロキがいたずらをして憤怒させることがあっても
トールが怒りを静めた時にはまた仲良く(?)してるものだった

けれど、この自慢の妻の金髪に関してだけはさすがのトールも我慢できず、
「自慢の妻の金髪を小人どものところへいってこしらえてくる」
ことロキにを誓わせたのです。

小人族は、手先が器用で良い鍛治であるのです。

そうしてロキは小人の国へ下り、一番腕達者な鍛治イーヴァルディのところで
その美しい金髪をこしらえてもらったのです

また、ロキはアース神族たちの武器が脆弱であることも知っていたため
このとき同時に、神々の立派な武器を作ってくれるように頼んだのです。

こうして作られたのが船のスキドブラドニルと、槍のグングニルであります。



グングニルが投げられると、そこにはなにも妨害するものはなく必ず目標を貫くといいます。

投げるんですね。

ちなみに、オーディンたちアース神族と、ヴァン神族という神が戦争になったとき、
オーディンがこのグングニルをヴァン神族の陣に投げ入れたことで
火蓋を切ったと言われます。

これが受け継がれて、北欧神話の舞台となった世界の末裔
ヴァイキング」たちの戦いでは、
指揮官がまず相手めがけて槍を投げ入れるんだそうです。

陸上競技の槍投げもこのへんに端を発しているのかも知れませんね

ブリューナク
Brionac

【分類-両手槍:ATK-190:重量-300】
【聖属性:ヒールLv5使用可能:ソウルストライクLv3使用可能(AS)】



ブリューナク

ケルト神話の光の神ルーが持つ魔法の槍。

ルーは、
暗黒神バロールの娘を母親に、海神マナナンに仕える男を父親に誕生した、
ある意味エリートな生まれ。

彼は光り輝く姿で、世界を照らす太陽そのものをあらわしている。
その彼が持つ魔法の槍ブリューナクは、その力である太陽の光、天空の稲妻をあらわす。

ブリューナクの切っ先は5つに分かれた鋤のようなもので
この槍を投げると、分かれた5つの切っ先がそれぞれ光線となって別々の敵を貫いて
どんなに敵が離れていても、自動的に飛び、貫くんだそうです。

上記のグングニルと同じようなものですね。

やっぱり投げるのか。

ロンギヌスの槍
Lance of Longinus

【分類-両手槍:ATK-180:重量-250】
【闇属性:人間、天使型モンスターに10%の追加ダメージ】



ロンギヌスの槍
(聖なる槍)

キリストが、ゴルゴダの丘で貼り付けになり死ぬわけですが

その際に、キリストが本当に亡くなっているのか確かめるために刺し貫いてみたのが
この槍と言われます。


アーサー王の聖杯伝説に登場する、聖なる槍。
聖杯を探すガラハッド卿たちの前に聖杯と共に姿をあらわす。
穂先からは血が滴っていたとか。

また、アーサー王の配下でベイリン卿という人物が
ペレス王という人物の城を訪れた際、とある問題を起こしてしまうのです。
そして王に追われ城内を逃げ回った折にこの槍を見つけ、ペレス王に消えることのない傷
聖痕(スティグマータ)を与え、さらに城さえも崩れ落ちてしまうのです
(ひどい話や)

その後。
なぜか槍はガラハッド卿の手にあり、
消えない痛みに苦しんでいたペレス王の傷口にこの聖なる槍で触れると
たちまち癒えてしまったというものです。

この槍がロンギヌスの槍と同視されているそうです。



後世の解釈によると、
ロンギヌスという名前は、このとき槍を持って脇腹を挿したローマ兵の名前だそうで
彼は盲目で、キリストを憎んでいたのですが、槍を伝って滴り落ちた血で顔を拭ったところ
目が見えるようになり、それ以来熱心な信者になったそうです。

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アルシェピース
Ahlspiess
アールシェピース
【突き錐槍:ドイツ語】
15世紀中期
125〜150cm
西ヨーロッパ

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四角錐の鋭い先端を持つ槍。
丸型の鍔を持ち、刀剣同様に競り合いで自身の持ち手を保護することが可能。
ボヘミア地方の兵士によく愛用されたようです。
ギザルム ギサルメ
【草(gatan)+鉄(isarn):ドイツ語】
11〜15世紀
250〜300cm
ヨーロッパ

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イギリスで古くから使用された槍。
「二つの斧と一つの剣」と伝えられる、尖った先端と、枝分かれした数本の支刃を持つ。
グレイヴ
Glaive
【グラディウス(刀剣)】
12〜17世紀
200〜250cm
ヨーロッパ

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長柄の先に、鋭い切っ先と細長い半円の刃を備えた槍。
12〜13世紀にさまざまな国の軍隊で用いられ、
16世紀過ぎには儀式用としての用途に使用されるようになり、近衛兵の装飾槍となってく。
ジャベリン
Javelin
古代〜15?世紀
70〜100cm
ヨーロッパ

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軽く、投げて使用するのに適した槍。
起源は古く、古代オリエントの世界にも登場、歩兵や戦車(チャリオット)から
投擲するレリーフや絵画が多く残されています。
単に腕で持って投げるだけでなく、飛距離を伸ばすために
細網を巻きつけたり、スピアスローワーという専用の道具を使用することもありました。
15世紀以降はヨーロッパの戦争で使われなくなりましたが、
槍投げ(ジャベリンスロー)の競技として、今日まで伝えられています
トライデント
Trident
150〜200cm
ヨーロッパ

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長柄の先に、槍状の刃が3本ついたもの。
狩猟用の鉾であって、武器として軍隊で正式採用された記録はない。 らしい
鉾先が3本にわかれているのも、1本より3本のほうが命中しやすいため。
パイク
Pike
【ピケー(歩兵槍):フランス語】
15〜17世紀
500〜800cm
ヨーロッパ

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長い長い柄の先に、ソケット状の穂先を取り付けた槍。
1422年、アルベドの戦いでスイス軍が使用し、イタリアミラノ公の騎兵を撃破してデビュー。
その長さのため、接近戦には不向きで、騎兵に対する防衛的な装備として活躍。
バトルフック
Battle hook
13〜16世紀
200〜250cm
ヨーロッパ

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刃を持った槍ではなく、先端に鉤爪のついた槍。
騎士や、重装鎧の兵士に対して、
「斬りつける」のではなく、引っ掛けて倒すという単純な攻撃手段を目的としたもの。
その用途のため、訓練されていない市民や未熟な兵士で多く使用された。
パルチザン
Partizan
15〜17世紀
150〜180cm
西ヨーロッパ

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柄の先に、大きな四角錐(菱形)の穂先がついた槍。
フランスやイタリアで、体制に反抗する農民たちが使用したのが始まり。
ハルバード
Halbert
ハルベルト
15〜19世紀
200〜350cm
ヨーロッパ

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スイスで15世紀に登場した鉾槍。
槍状の先端は、鋭い切っ先で、また斧のように広い刃が持ち、その反対には鉤状の突起。
ひとつの鉾槍で、「突く、斬る、引っ掛ける、突起で叩く」といった、様々な機能を持つ。
突く用途のみの、それまでの槍兵が不利であった鎧を着た騎兵に対する能力を向上させた。
ヨーロッパ地方ではハルバード、もしくはそれっぽいのを装備してない国はないほどのベストセラー
ポールアックス
Poleaxe
15〜16世紀
180〜210cm
西ヨーロッパ

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デーン人(デンマーク地方に居住していたノルマン人の一派)が使用した戦斧が起源。
鋭い切っ先に、鉤爪、金槌という斧のような柄頭を持ち、ウォーハンマーと混同される。
ただ、ポールアックスは柄に円形の鍔がついており、
これは「両手で扱うために」、その持ち手を保護する役割をもつ。
両手で力強く振り下ろすので、重装備の騎士の鎧も打ち砕くに十分な力を発揮した。
ランス
Lance
【ランシア(槍):フランス語】
16〜20世紀
360〜420cm

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西ヨーロッパ
騎兵の槍で有名な槍。
バンプレートと呼ばれる握り手を保護する笠状の鍔を持ち、
丸く太く、先端へいくに従って細くなる円錐(三角錐)のような形状。
実戦では先端に穂を、またトーナメントなどでは、先端を金属カップに付け替えることも。

東/ヨーロッパ
それとは別に、パイクのような、通常の長い柄に鋭い穂先を付けたようなランスも。
18世紀にサーベルが主装備となるも、ポーランドやロシアのコサック兵が使用、活躍し
18〜19世紀にぶり返し、20世紀に再び騎兵の主装備として返り咲き。
第1次大戦で騎兵が廃れるとともに、ランスもまた滅びる運命でした。